今回紹介するのは岩手県北上市出身の歌人瀬川深 (1885~1948)の歌碑です。
<設計:ナイガイ工事部/施工:江釣子石材店 様>
写真左側の碑の台座には”パンダ石”が使われ、碑の本体には下記のような
短歌が刻まれています。
落ちる日よさらば消ぬべきわが魂を雲井のきはに導きて去れ
その意は、
「落ちてゆく日よ、落ちてゆくならば消え入ってしまいそうな
私のこの魂を、雲の果てまで導いて去ってくれ」
と、青春期の感傷を歌っています(※)。
堂々とそびえ立つ割肌仕上げの台座+碑本体。そこにはめ込まれた磨き仕上げ
の御影石の銘板。二つの石が対比する様子は青春期の”荒々しさ”の中に見え隠れ
する”繊細な感情”を表しているかのようです。
(※出典・・・北上市役所公式HPおでんせきたかみ観光スポット→コチラ)