今回は、東北芸術工科大学との産学協同企画の
”その後”を辿る第一弾。
第一弾を飾るのは、2005年 産学協同企画から生まれた
デザイン墓石『印相』です。
なんと今回 2006年5月20日(土)・21日(日)開催の
山形石工協同組合「石まつり」で『印相』が展示される
ことに決まり、多くの皆さんに見て頂けることになりました。
※こちらがデザイン墓石『印相』
イベントの会場は山形ビッグウィング。
繰り返しになりますが、日時は
5月20日(土)・21日(日) AM10:00 開場です。
当日は「石まつり」と同会場にて「TUYフェスティバル2006」
も同時開催されております。お子様を連れてご家族で、
またはご友人と一緒に大勢で、もちろんお1人でも存分に
楽しめるイベントとなっております。
この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。
さて、展示される『印相』についてですが、そもそも印相とは
阿弥陀如来などの仏像 独特の手のポーズを意味しています。
皆さんも何度か目にしたことのあるポーズかと思います。
説明しますと、親指と人差し指を合わせて輪を作り、
「ばっちグー(古い表現ですが)」の仕草のように手の平を
正面に向けた手の形(来迎印 ・転法輪印)を指しています。
デザイン墓石『印相』の円形の石が重なる独特のフォルムは、
まさにこの手の形に由来しています。
”仏像が両手で示す印相が”もたらすといわれている精神の安定や
安らぎ、緊張の和らぎ といったものをコンセプトに、デザイン
された墓石なのです。
※昨年10月のプレゼンテーションの様子(山木さん)
印相をデザインした 東北芸術工科大学 4年生の山木さんによると
「故人とって安らぎの場所であるお墓だが、実際にお墓参りに
来る人にとっても”安らぎ”を感じられる場所であってほしい」
との思いを込めてデザインしたのだといいます。
『印相』はイベント当日、会場外の広場にて展示されて
おりますので、興味のある方は是非 実物をご覧になって
頂けると有り難いです。