2008年6月13日(金)、
「無散水消雪道路記念碑」の除幕式が行われました。
この記念碑は、地下水によらない消雪方式(=山形方式)を考案された
元山形大学工学部 安濃恒友教授(故人)と、桂木公平氏をはじめとする
関係者の方々の功績を顕彰して作られたものです。
無散水消雪方式が初めて実用化されたのが、現在の山形市役所前の
市道であることから、このたび市役所の西側駐輪場(南東角)に
建立されました(※1)。
無散水消雪方式とは、揚水井から汲み上げた地下水を
消雪のための放熱後に、注入井から地下へ還元する方式のこと。
この地下水によらない消雪方式は、地下水の枯渇・地盤沈下等の
抑止に大きく貢献したものであり、現在では ”山形方式” と呼ばれ、
全国の積雪寒冷地域に広く普及されているのだそうです(※2)。
(※1・・・出典:山形市公式ホームページ-市長室だより【6月第二週】より)
(※2・・・記念碑の銘板掲載文を参照)
記念碑は、有志による委員会-
無散水消雪道路記念碑建設実行委員会(大久保靖彦委員長)-の方々に
よって寄贈されました。デザイン・制作は東北芸術工科大学教授
峯田義郎氏によるもの。人々が集い、にぎわう様子が暖かみのある
ブロンズ像で表されています。またブロンズ像を支える柱と台座、
そして銘板の台座には御影石が使われています。〔施工:ナイガイ〕