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もくじ

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お墓のかたちと構造

お墓は大きく「石塔」と「外柵」に分かれます。

内部にはお骨を納める「納骨堂」があり、他に花立、香炉、墓誌、塔婆立などの付属品があります。

お墓のかたちと構造

なぜ古くからお墓がつくられてきたのか?

私たちは古くからご先祖様を祀るお墓をつくり、親から子へ、子から孫へと伝えてきました。

土地によっては多少風習の違いはあっても、ご先祖様を想い、次の世代の幸福を祈る気持ちに変わりはありません。

お墓は、生きている者がご先祖様を供養する対象物であり、絆を深め、家族が集い語らう安らぎの場でもあります。

過去、現在、そして未来へ、お墓は時代を超えて継承されていく魂のふるさとなのです。

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お墓づくりの流れ

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墓石加工

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お墓のお悩み相談

お盆(迎え盆・送り盆)とは

お盆は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」のことで、略してお盆といいます。ご先祖様の霊を迎えるために8月13日に精霊棚をつくったり、家まで迷わず帰ってこられるようにと迎え火を焚いたりします。地域によってお参りの仕方は様々ですが、16日には「送り盆」といって今度はご先祖様をお見送りします。お盆とは家族みんなで団らんを囲むための大切な時間なのです。
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*参考出典:鎌倉新書 小冊子「供養する」

お彼岸とは

「彼岸会(ひがんえ)」ともいい、春の3月21日頃の春分の日を挟んで前後3日間ずつ、秋は9月23日頃の秋分の日を挟んで前後3日間ずつのそれぞれ1週間のことをいいます。家庭では仏壇を掃除して新しい花やお供え物をしたり、家族そろってお墓参りに行ったりすることもあります。「暑さ寒さも彼岸まで」というように、季節の変わり目を実感させる季節のシンボル的存在でもあります。
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*参考出典:鎌倉新書 小冊子「供養する」

開眼法要について

お墓は建てただけでは、ただの「もの」にすぎません。開眼法要をすることによって魂が墓石に入り、はじめて手を合わせるのにふさわしい「仏塔」になるのです。地方によって呼び名が異なり、開眼法要・入魂式・魂入れ・お性根入れなどと呼ばれることもあるようです。
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*参考出典:鎌倉新書 小冊子「供養する」

七日参りについて

亡くなられた日から1週間ごとに、7週目の四十九日(七七日ともいう)までの間に勤める法要のことです。命日を含めて7日目を初七日。次の週の同じ曜日を二七日、次の週を三七日、以降、四七日、五七日、六七日といいます。亡くなられた方を偲びつつ、残された家族が悲しみから立ち直り、強く明るい人生を築いていくために1週間ごとに設けられているのです。
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お墓参りのポイント

① お参りの前は、必ず掃除をして、終わったら、花立に水を入れお花を飾ります。
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② 用意した供物をお供えします。ローソクに火を灯し、そこから線香に火をつけます。
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③ 水は「清浄なもの」の象徴で、水をかけることにより霊を清めるとされています。
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④ 墓石よりも体を低くするのが礼儀なので、しゃがんで合掌礼拝します。
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*参考出典:鎌倉新書 小冊子「供養する」

Q1:そもそも何故お墓を建てるのですか?

人類は太古の時代からお墓を作り続けてきました。今から7万年前、ネアンデルタール人が死者に花を手向けていたことが考古学で明らかになっています。特に東北は端山(はやま)深山(みやま)信仰や草木塔といった、自然崇拝・祖霊信仰が根強く残っている地域でもあります。
自然崇拝を説いた人はいませんが、しかし太陽があがれば太陽を拝み、清い水があれば水を拝む。祖霊崇拝は、ご先祖様のお姿は見たことはないけれど、ご先祖様がいなければ我々の命はないのだということを考えれば、崇敬する心がでてくる。先祖の霊魂を畏敬する心、恐れ敬う心と気持ちに折り合いをつけ、鎮めたいというのが、葬式であり、供養であり、これらが“お墓作りの原点”なのではないでしょうか?従ってお墓は慣習や習慣で建てるものではなく、人類の証とも言える死者への哀悼、追憶の心、仏教でいうところの供養の心によって建てる祈りの造形なのです。

Q2:どういうお墓が「良いお墓」ですか?

こういう形で、こういう色の石で、こういう大きさの墓石がよいお墓だ…等というものはありません。お墓には、「死者を供養し祀る」という意義と「この世に残された人の心の拠り所」としての意義があります。従って死者を供養するのにふさわしい佇まいがあり、死者と生者の語らいの場所、親を想い自分たちの生活の歴史を子供達に伝えて行く場所としてふさわしいお墓なら、いずれもよいお墓と言えるのではないでしょうか。

Q3:石材店の選び方が分からない

お墓は一生に一度の買い物です。購入後のメンテナンスやサービス、商品に対する責任を明示しているか。格安を売り物にしているお店ではなく、お墓の価値や心の満足を重視しているお店か。地元の人の評判はどうかといった点をチェックされたらよいと思います。また、そのお店が建てた他家のお墓を見せてもらい、出来栄えを確認するのもよいと思います。

Q4:お墓の石の種類はどんなものがありますか?

現在お墓に使用されている石材のほとんどが御影石(花崗岩)で、その8割以上が輸入材です。その種類は何百種にも及びます。見た目の色合いだけでなく、その性質も様々です。吸った水をはき出しにくい石があり、そのしみ込んだ水が寒冷地などでは凍って割れることもありますし、鉄分を多く含んだ石は水と融合して錆が出る可能性が高くなります。しかし石質が悪いから安い、良いから高いとは、いちがいには言えません。石は天然素材のため、人気があって産出量が少ない石ほど希少価値がついて高額になるからです。これらの石の特質は一般の方には非常に分かりにくいものですので、お墓を建てる際はくれぐれも信頼できる石材店で購入されることをお奨めします。

Q5:石の色に決まりはあるのですか?

一般的には関東以西は白系統、以北は黒系統で多く建てられていますが、それは昔地元で産出された石の色に起因しています。黒系統の石がたくさん出た東北地方では、建立されている墓石の65%以上が黒御影石のお墓です。関西方面は全くその逆です。

Q6:お墓に刻む文字にはどのようなものがありますか?

お墓に文字を刻むようになったのは、平安時代の終わり頃のようです。当初は経文や梵字を彫りましたが、室町時代に入って仏の種子、仏像、名号、題目などが彫られるようになり、仏塔としての性格が顕著になりました。江戸時代に入って、庶民が建立するようになった三段型のお墓は、当初、仏塔として亡くなられた方のために一人一基ずつ建立され、棹石の正面頭部に宗派によって仏を表す「円」、大日如来を表す梵字や「妙法」などを入れ、その下に「南無阿弥陀仏」「妙法蓮華経」「南無釈迦牟尼仏」などの題目を彫り、側面に仏弟子となった故人の戒名、法名を記しました。
明治時代に入ると仏を表す円や名号、題目が欠落し、家紋や個人俗名が刻まれ、仏教的な意義付けが次第に薄れました。大正から昭和にかけて民法に家制度が導入されると、仏塔としての個人墓だった墓石は家墓、先祖代々墓となり、仏弟子の証として刻まれた戒名も墓誌(法名碑)に記されるようになり、仏塔としてのお墓は完全に形骸化し、お墓に刻む文字への制約もなくなりました。そして家制度が崩壊し核家族化、少子化が進んでいる今日、お墓も家族墓、夫婦墓、両家墓、個人墓、永代供養墓など、急速に多様化し、それに伴って墓石に刻まれる文字も思い思いに好きな文字や言葉が刻まれるようになりました。

Q7:お墓を建てる時期はいつ頃がよいですか?

特別な決まり(法律)はありません。大切なのは供養の心です。思い立ったが吉日でよいと思います。一般的には、四十九日、百ヶ日、月忌、一周忌、三回忌などの法要を営むときに納骨されることが多いようです。

Q8:寿陵墓(生前墓)とは何ですか?

生前に建てるお墓のことを「寿陵」または「逆修墓」といいます。残された家族に負担をかけたくない。あるいは自分のお墓は自分で選びたいということで求める人が増えています。お墓を建てることは仏事です。仏教では生前に仏事をすることを「逆修」といって、大変功徳の高い善行と説いています。事実「濯頂経」「地蔵本願経」というお経の中でお釈迦様は「生前に死後の仏事を修めておくと、その幸せは無量で計り知れない」と説いておられます。中国でも寿陵は長寿を願うめでたい墓として、秦の始皇帝をはじめ歴代の皇帝が作っています。日本では聖徳太子が作られています。従って生前墓がいけない/縁起が悪いという根拠はなさそうですね。

Q9:お墓に方角は関係ありますか?

お墓は当初仏塔として建てられたものです。仏教では六方拝といって、東西南北上下六方をいずれも尊び、吉凶の別は問わないとしています。また、仏は八方世界をあまねく照らすという言葉もあります。その仏様が、あっち向きはだめ、こっち向きはだめと言われるでしょうか。供養するのにふさわしい場所であれば、方角は関係ありませんね。墓地が北向きでどうしても気になるというのであれば、五輪塔をお建てになられたらいかがでしょうか。五輪塔は四方正面ですからよろしいと思います。

草木塔

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草木塔は、江戸中期から山形県置賜地方を中心に建立され、今では全国に広がり、その数は100基を超えるといわれています。

草木塔建立の事由については、いろいろ説かれています。草や木を利用して生計を立てていた人々が、草木の恩恵で生きていることに感謝し、伐採したときに供養をするため。また、山で樹木の伐採をしていた職人たちが危険に遭うのは、刈られた樹木の祟りによると考えての鎮魂供養のためなどと語られています。

草木塔に寄せた先人の思いは、草木の恵みへの感謝と神秘への畏怖の念で、それには自然物に精霊が宿るアニミズムと、その精霊が人間に祟りをするマナイズムの二つの思想が潜んでいるといわれます。

現代社会は科学技術が発展していますが、その反面、自然環境の破壊が進み、自然とのかかわり方が難しくなっています。草木塔建立に託した先人の思いは、自然と人間が共生するための重要な示唆を与えてくれているようです。

(千歳栄著『山の形をした魂』より)

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