10月23日、山形市蔵王温泉スキー場のパラダイスゲレンデにおいて、山形市特別名誉市民「トニー・ザイラー氏顕彰碑」の除幕式が行われました。
顕彰碑は、樹氷やパウダースノーといった蔵王温泉スキー場の魅力を世界に広めたアルペンスキーの名選手、故トニー・ザイラー氏の功績をたたえて建立されたものです。現役引退後、俳優として活躍するザイラー氏は日本映画『銀嶺の王者』出演のために蔵王に滞在。市民との交流を深め、その後、山形市はザイラー氏の出身地であるオーストリアのキッツビュール市と姉妹都市となり、ザイラー氏自身も、その多大な功績により、山形市特別名誉市民を受章されています。顕彰碑は”日本スキー発祥100周年”を迎える今年に合わせて建立されました。
山形舞子による祝演の踊り
顕彰碑をデザインされた山形出身の彫刻家 松田重仁先生(写真、右から2番目)
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(蔵王の『夫婦岩』がそびえ立つ山を背景にして建てられた顕彰碑)
御影石製のモニュメントと、蔵王石による台座で構成された顕彰碑は、山形市出身の彫刻家・松田重仁先生によるデザインです。「交流の門」をイメージしたアーチ状のモニュメントの足元には、”希望の実”を表す3つのオブジェを設置。希望の実それぞれには、ザイラー氏がスキー指導で大切にしていたとされる「好奇心」、「体力」、「意思」の文字が刻まれています。
参考出典:山形新聞 2011年10月23日
「トニー・ザイラーの顕彰碑を建立 蔵王スキー場、除幕式」 (最終アクセス:2011年10月24日)