昨年夏に完成(昨年9月より稼働スタート)した山形市医師会館です。1階外壁部分には高層建築物に用いられるPC工法(プレキャストコンクリート工法)が採用されています。
PC工法が採用された1階の外壁部分。玄関前の土間部分にも、外壁と同じ白御影石による石張り(こちらは職人による手張り)が施されています。
「PC」とはプレキャストコンクリートの略称で、工場で型枠打設されたコンクリート製品の意味です。PC工法では、あらかじめ型枠に石材や窓枠の一部をはめ込み、コンクリートを打設して大きな壁材を製作。その壁材(ピース)を現場に搬入後、躯体部分となる鉄骨柱、梁などと連結する事で、大きな壁材を完成面として組み上げていく工法です。
※以前に紹介したPC工法を使った施工例 ⇒ こちら
正面PC外壁と窓枠部分
◎ 山形医師会ホームページ ⇒ こちら